『跨境 日本語文学研究』
『跨境 日本語文学研究』は〈東アジアと同時代日本語文学フォーラム〉が刊行している国際査読誌で、現在第3号まで発刊しております。

東アジアと同時代日本語文学フォーラム×高麗大学校日本研究センター編
『跨境 日本語文学研究 第3号』特集:文化翻訳/翻訳文化
Border Crossings : The Journal of Japanese - Language Literature Studies Vol.3
定価:本体2,000円(税別)
【第3号 目次】
◉エッセイ―跨境の言葉
聶珍釗「文学と脳内テクストについて」
渡辺直紀「「帝国」と「民族」の交差路で―林和研究からはじめて」
趙性澤「諍の政治」
◉特集 : 文化翻訳/翻訳文化
冨田哲「台湾語通訳者市成乙重とアジア・太平洋戦争期の「福建語」」
岡英里奈「巡礼の旅」のポリティクス―島崎藤村の南米訪問とその語り」
中根隆行「李桃丘子と俳句―朝鮮俳句の解放/敗戦前後から現在へ」
大場健司「越境する『砂の女』―安部公房、T・S・エリオット、ポール・ボウルズ」
河野龍也「体験としての旅―佐藤春夫の「台湾もの」における「越境」」
単援朝「「満州文学」における大内隆雄の翻訳活動―「満人作家」の理解者、代弁者として」
陳宏淑「ヴェルヌから包天笑まで―鉄世界の重訳史」
藤田祐史 「リービ英雄「千々にくだけて」論―複数性・翻訳・俳句」
◉一般論文
磯田一雄「植民地期台湾における日本語俳句の受容と課題―植民地期朝鮮俳壇と比較して」
◉研究資料
横路啓子「「高砂寮」(戦後の「清華寮」)関連記事―『台湾日日新報』より」
金孝順「総督府機関紙〈『京城日報』文学資料DB構築〉事業」
劉春英「「満洲国」時代に刊行された日本語文学資料の保存と整理」
嚴仁卿「「國民詩歌」―朝鮮半島における日本語詩歌文学の終章」
◉フォーラム参加記
波潟剛「「東アジアと同時代日本語文学フォーラム」台湾大会を傍聴して」
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東アジアと同時代日本語文学フォーラム×高麗大学校日本研究センター編
『跨境 日本語文学研究 第2号』特集:大衆化社会と日本語文学
Border Crossings : The Journal of Japanese - Language Literature Studies Vol.2
定価:本体2,000円(税別)
【第2号 目次】
◉エッセイ―跨境の言葉
金石範「「日本語文学」と歴史性」
金允植「六堂、碧初、春園の日本留学」
邊素英「ふと、他郷」
◉特集:大衆化社会と日本語文学
鄭炳浩「1920年代朝鮮半島における在朝日本人の階級言説の形成と文芸欄の中の階級闘争」
呉佩珍「日本植民地期のマスメディアにみる北白川宮像--1910年代を中心に」
横路啓子「植民地台湾的探偵小説からの逸脱―金関丈夫「龍山寺の曹老人」シリーズを中心に」
王志松「日本戦後の「文壇」諸相とジャーナリズム―批評言説を中心として」
嚴仁卿「日本伝統文芸とモダン京城の出会い ―朝鮮半島における「都々逸」ジャンルの展開を
中心として」
単援朝「二つの『阿片戦争』試論─戦時下の歴史小説を見る一視座として」
日比嘉高「詩がスポーツをうたうとき―1932年のロサンゼルス・オリンピックの場合」
林雪星「牛島春子と「満洲文学」とのかかわりについて」
尹芷汐「名探偵の「死」とその後̶―日本の社会派推理小説と中国の法制文学」
◉一般論文
李承俊「「津軽人」太宰治の疎開--「十五年間」、「やんぬる哉」を中心に」
◉研究資料
石川巧「雑誌「国際女性」の資料的価値」
日比嘉高「内地・外地の出版関連主要法令対照年表・稿--戦前外地の書物流通(2)」
金孝順「発掘:玄鎭健の『無影塔』の原典--浜口良光の「戯曲無影塔譚(一場)」--」
◉フォーラム参加記
久保田淳一「困難に満ちた対話の果ての歓びを―「東アジアと同時代日本語文学フォーラム」第2回
シンポジウムに参加して」
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東アジアと同時代日本語文学フォーラム×高麗大学校日本研究センター編
『跨境 日本語文学研究 創刊号』特集:東アジアにおける日本語雑誌の流通と植民地文学
Border Crossings : The Journal of Japanese - Language Literature Studies Vol.1
定価:本体2,000円(税別)
【創刊号 目次】
◉エッセイ―跨境の言葉
西成彦「移動文学/比較文学者にとって「移動」とは何か」
朴裕河「「境界」を跨いで〈東アジア〉作りへ」
田原「[跨境人]夢と性愛」
◉特集:東アジアにおける日本語雑誌の流通と植民地文学
中根隆行「異郷への仮託―朝鮮俳句と郷土色の力学」
金孝順「芥川龍之介の自殺と植民地朝鮮の文学―『京城日報』の芥川記事と朝鮮のモダニスト作家
を中心に」
劉春英「中国東北部における日拠時期の日本語雑誌の言説空間─文学創作を中心として」
単援朝「雑誌『芸文』の成立と変遷について─「文化綜合雑誌」から「純芸文綜合雑誌」へ」
王志松「翻訳と「満洲文学」―雑誌『満洲浪曼』における大内隆雄の立場」
林濤「『満洲浪曼』における「白日の書」への一考察」
魏晨「「満洲」童話作家・石森延男の登場─満鉄社員会機関誌『協和』における創作活動を手がかり
にして」
祝然「戦争末期の『北窗』―「掌篇献納小説」を中心に」
横路啓子「雑誌『台湾青年』―重層的なネットワークからの成り立ち」
和泉司「在台2世の描く「台湾」と「台湾人」─新垣宏一「城門」を中心に」
◉一般論文
呉佩珍「日本の「台湾植民事始」と明治「敗者」史観―北白川宮の表象をめぐって」
日比嘉高「朝鮮半島における日本語書店の展開―戦前外地の書物流通(1)」
波潟剛「崔承喜とジョセフィン・ベイカーをめぐる表象―東アジアにおける「モダン」の文化翻訳 1935−1936」
国蕊「陳冷血による翻訳小説の底本に関する考察」
尹大石「京城帝国大学の学生文芸と在朝日本人文学」
◉研究資料
鄭炳浩「『朝鮮評論』『朝鮮(満韓)之実業』(1904-1914)とその文芸欄」
横路啓子『台湾総督府統計書』と現住戸数職業別統計
嚴仁卿「朝鮮半島における植民地日本語文学の本流-朝鮮で刊行された日本伝統詩歌資料をめぐっ
て」
兪在眞「植民地朝鮮の日本語探偵小説」
◉フォーラム参加記
黃東淵「国民国家という境界を越えた文学(者)と歴史(家)の交流―「東アジアと同時代日本文学
フォーラム」第一回大会への参加記」
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