名大アゴラ第12回 日比嘉高氏セミナー「フェイク・ニュースとポスト真実の時代」
下記の要領で名大アゴラ第12回を開催します。ふるってご参加ください。
名古屋大学人の会 連続セミナー(第12回)
「フェイク・ニュースとポスト真実の時代」
日比嘉高さん(名古屋大学人文学研究科准教授・日本文学)
2017年12月16日(土) 15:30~17:00(開場:15:00)
名古屋大学 東山キャンパス アジア法交流館2階レクチャールーム2
http://cale.law.nagoya-u.ac.jp/access/ *地下鉄「名古屋大学駅」1 番出口より徒歩5 分
ポスターはこちら(PDF)
嘘を付き続ける政治家が当選し、虚偽の主張を掲げた党派が勝利し、フェイク・ニュース(デマ・ニュース)がネットで拡散する。嘘が、嘘だと露見しても、相応の報いを受けることなく事態は続くーー。 こうしたことが日本だけでなく、さまざまな国で起きています。真実がかつてのような力を持ち得なくなってしまった時代、それを「ポスト真実」の時代と呼びます。この言葉は、イギリスのEU離脱の国民投票の際に注目度が上がり、アメリカでトランプ大統領が選出された選挙戦のなか、そして選出後の騒ぎの中で脚光を浴びました。日本の状況もまさにその真っ只中と言えるでしょう。 なぜ嘘がまかり通るのか。このセミナーでは現代のネット環境や、事実軽視の風潮、感情が優越する状況、社会的な分断の感覚などに注目しつつ、その背景を探ります。またあわせて、騙されないため、分断を乗り越えるための現代的リテラシー(読み書き能力)についても考えます。