名大アゴラ 第20回 高橋 博子 氏セミナー「 封印される核被災と増長する核抑止論」
名大アゴラ 名古屋大学人の会 連続セミナー(第20回)のお知らせ
封印される核被災と増長する核抑止論
──ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ──
講師:高橋 博子 (法学研究科研究員 アメリカ史)
日時:2019年11月9日(土)13:30~15:30(開場:13:00) 場所:名古屋大学アジア法交流館2階 レクチャールーム1 http://cale.law.nagoya-u.ac.jp/access/ *地下鉄「名古屋大学駅」1 番出口より徒歩5 分
連絡先:愛敬浩二(名古屋大学大学院法学研究科) koaikyo@law.nagoya-u.ac.jp
※事前申し込み不要、入場無料
※ポスターは こちら
要旨:米核戦略の中では、原爆や水爆による被災者は、将来の核戦争準備のための調査対象であった。被害の実態を隠す一方で、核兵器の「威力」を強調し、核抑止論を展開した。日本政府はそれに追随し、さらに核保有は憲法違反ではないとしている。本講演では、核被災の実態を隠し、核抑止論を喧伝する日米両政府の問題を歴史的に検証したい。
高橋 博子 (たかはし・ひろこ) 講師紹介:名古屋大学大学院法学研究科研究員。明治学院大学国際平和研究所研究員などを経て現職。アメリカ史専攻。日本平和学会理事。広島平和記念資料館資料調査研究会委員、第五福竜丸平和協会専門委員。著書に『〈新訂増補版〉封印されたヒロシマ・ナガサキ―米核実験と民間防衛計画』(凱風社、2012年)共著に『核の戦後史』(創元社、2016年)など。